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【作文講師直伝】中高生「税の作文」の書き方のポイント:基礎編

税の作文の書き方のポイントについての基礎編をお送りします。

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どうも、元作文講師のペンギン先生です。

作文というと学生が頭を悩ませる課題の一つともいわれており、

小学生の読書感想文と、中学生・高校生の税の作文は多くの人が突き当たる壁です。

そこで今回は、中学生と高校生向けに「税の作文」の書き方について、

基礎編として、手順やポイントともに紹介していきます。

 

 

【税の作文とは?】

税の作文とは、国税庁が毎年主催している、中学生・高校生向けの作文コンクールです。

・中学生の「税についての作文」 

・「税に関する高校生の作文」

とそれぞれ名称がついており、総称して「税の作文」と呼んでいます。

例年、6月から9月にかけて募集されており、

中学校や高校での夏休みの宿題として採用しているところもあります。

また、この税の作文を企画しているのは、国税庁であり、いわば政府です。

そのため、たとえば、消費税に反対する意見や政府を批判する内容は避けましょう。

 

 

 

 

【税の作文を書く時のポイントと手順】

基礎編では、税の作文を書く際のポイントを4つに分けて紹介します。

税の作文を書く時の手順としても使えるので、これから書く人はぜひ参考にしてください。

 

①税金について詳しく知る

税の作文を書く上では、とにかく税金について知ることが最重要ポイントです。

税金のことをよく知らずには税の作文を完成させることは困難です。

特に中学生や高校生は、身近な税金というと消費税くらいでしょう。

税金と一口にいっても、所得税をはじめ、固定資産税や法人税などたくさんあります。

学生ではまだ実感がわかないと思うので、まずはよく知ることから始めると良いでしょう。

よく理解したうえで作文に取り掛かれば、的外れな文章を書かずに済みます。

オススメなのはこういった本を1冊読み込むこと。図解なら学生でも読みやすいです。 

図解いちばん親切な税金の本18-19年版

図解いちばん親切な税金の本18-19年版

 

 

 

②書きたい軸を考える

さて、税金について勉強して理解したら、作文を書き始めるのですが、

その前に「書きたい軸」を明確にしておくことが次のポイントです。

税の作文では、中学生や高校生の素直な意見や感想を求められています。

つまり、何か一つ、税について書きたいテーマを考える必要があるのです。

あえてテーマではなく「軸」と表現したのは、書く際にブレないためです。

良くない作文は、何を言いたいのかな? テーマは何なのかな?とブレていることが多いもの。

軸をあらかじめ決めておき、それに沿って書くことでブレない作文を書けるでしょう。

具体的には、「税金が医療に使われていることをもっと子供は知るべき!」

「震災のために税金が使われているなんて驚き!」などです。

 

テーマが思い浮かばず、書きたいアイデアも考えられないという場合には、

過去の入選作品などを読み込んでおくのも、軸を見つける参考になるでしょう。

ただし、読んだ作品に影響されて全く同じものにしてしまうのはNGです。

できるだけ、自分で考えたオリジナリティの高い軸を書きましょう。

 

 

 

 

③作文は起承転結を意識する

税の作文は、基本的な形として「意見文」のスタイルをとるのが理想的です。

意見文の構成として作文に慣れていない人は、起承転結を意識して書くと良いでしょう。

起承転結は作文や物語を書く上で基本的な四部構成のことで、

税の作文の場合には、それぞれ以下のような構成を意識すると書きやすいでしょう。

 

起(話の始まり)=問題提起やテーマにつながるキッカケ

最初の段落では、語りたいテーマとなる内容の導入や問題提起を行います。

特に大量に送られてくる作文の中から、注目を集める作文として目立つためには、

最初の段落で個性を出すことがポイントです。

 

承(話を受ける)=テーマにつながる税の状況や事実

第二段落では、税金について調べたことをもとに、

テーマにかかる問題について、実情や環境について書いていくと良いでしょう。

第三段落から書いていく意見の参考資料になるように内容を意識しましょう。

 

転(話の転換)=体験や見聞をもとにテーマの根拠とする

税の作文はただ意見や感想だけを書けばよいという訳ではありません。

自分の体験や見聞などを交えることが大切で、第三段落では、

テーマの根拠となるような体験や見聞をボリューミーに書いていきましょう。

体験や見聞を書くことによって、結論の説得力を深めることが可能です。

 

結(話の結論)=言いたいことの主張とまとめ

ここまで書いてきた税金の実情や自身の体験や見聞をもとにして、

結論に結び付けていきます。第一段落とつながるように書くのがポイントです。

第四段落は、作文を締める重要なところなので、意見や感想をぶつけましょう。

 

作文の書き方については、起承転結だけでなく様々な書き方があります。

今回は、書きやすい構成として四部構成を紹介しましたが、

作文に慣れている人やもっと工夫したい人は、色々試してみると良いでしょう。

 

小学生向けですが、過去の記事に読書感想文の書き方も紹介しています。

読書感想文を書く時にも、起承転結をすすめているので参考までにどうぞ。

www.penguin-teacher.com

 

また、小学生高学年では学校によって健全育成の作文が課題として出されます。

健全育成の作文は、意見文の形式で書くのが一般的なため、

税の作文の書き方に通ずるものがあるかと思いますので、こちらも参考までに。
www.penguin-teacher.com

 

④大人にチェックしてもらう

作文を書きあげたら、できれば大人に読んでもらってください。

税金というのは、どうしても学生と大人で見方が異なるものです。

学生ならではの視点はとても大切ですが、税金に対して見当違いではいけません。

また、税の作文を読んで選考するのは大人です。

選考委員が読んでも違和感がないように、事前に大人にチェックしてもらうのが大切です。

 

 

 

 

【入選を目指すなら】

今回は、税の作文の書き方の基礎編をお送りしました。

基礎編のポイントを押さえてもらうだけでも、十分立派なものが書けると思いますが、

もっとレベルの高い作文を書きたい、入選を目指したい、という人は、

次に応用編も合わせてみてもらえればと思います。

基礎編よりも細かいテクニックについて言及しているので、参考になるはずです!